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出版社より

本書では、筆者自身の職業ライターおよび編集の経験を踏まえたうえで、IT系の技術書や読み物の原稿を書くための基礎知識を、やさしく解説することを心がけました。執筆にあたっては、初めて商業出版物の原稿を書く方を念頭に置きつつ、同人誌やセルフパブリッシング本などでも活用できるように配慮しました。
本書がカバーするのは、出版物の制作のなかでも、著者が1 人で行う工程である原稿執筆が中心ですが、その前後の工程である企画および校正にも、著者が関わる部分に限って解説しています。

商品情報

発行日:電子版=2018年3月30日

小売希望価格:電子書籍版 1600円(税別)/印刷書籍版 2200円(税別)
電子書籍版フォーマット:EPUB3/Kindle Format8
印刷書籍版仕様:A5判/モノクロ/本文214ページ
ISBN:978-4-8443-9797-7
発行:インプレスR&D

序文

本書は、IT系の技術書や読み物の原稿を書きたい方のために、IT系特有の部分を重視してその書き方をわかりやすく、かつ実践的に紹介するものです。

近年は、技術系同人誌のイベントや、有料で技術系文書を販売できる投稿サイト、自ら電子書籍として販売するセルフパブリッシングなどの出現・発展と相まって、IT系の技術書や読み物を書いてみたいと言われる方が増えています。しかし、文芸書や科学論文の伝統的な書き方の本は多数刊行されているものの、IT系に関しては点数が少ないうえに、現在のメディア状況に沿ったものとは言いがたいところがあります。

そこで本書では、筆者自身の職業ライターおよび編集の経験を踏まえたうえで、IT系の技術書や読み物の原稿を書くための基礎知識を、やさしく解説することを心がけました。執筆にあたっては、初めて商業出版物の原稿を書く方を念頭に置きつつ、同人誌やセルフパブリッシング本などでも活用できるように配慮しました。

本書がカバーするのは、出版物の制作のなかでも、著者が1人で行う工程である原稿執筆が中心ですが、その前後の工程である企画および校正にも、著者が関わる部分に限って解説しています。一方、印刷書籍を制作するための組版や、電子書籍用ファイルの制作、および、それらの流通や販売については、発表するメディアによって作業内容がまったく異なるため、本書では触れません。

本書が、これからIT系の技術書や読み物を書きたい方のお役に立てれば幸いです。

目次

1 準備
1.1 なぜ書き方を学ぶ必要があるのか
1.1.1 技術文書の3条件
1.1.2 最初から「よい原稿」を目指す
1.2 その1冊にふさわしいルールを作る
1.2.1 1冊の中で一貫性を保つ
1.2.2 横書きと縦書き
1.3 出版物として完成するまでの流れ
1.3.1 原則として逆流はしない
1.3.2 随時バックアップを作る
1.4 電子書籍の基礎知識
1.4.1 サイズと色数
1.4.2 ページの概念
1.4.3 まだ電子書籍を使っていない場合
2 企画と構成
2.1 テーマを決める
2.1.1 「何を使って」──テクノロジーを決める
2.1.2 「誰が」──対象層を決める
2.1.3 「何をする」──目的を決める
2.1.4 身近な人から考える
2.1.5 裏テーマも決めよう
2.2 構成を考える
2.2.1 構成を考える方法
2.2.2 一方向に組み立てる
2.2.3 入門書に忘れがちなこと
2.2.4 たくさんのことを盛り込まない
2.2.5 スケジュールから考える
2.2.6 横断的なテーマは難しい
2.2.7 対象は最新環境とする
2.3 企画書を書く
2.3.1 タイトル
2.3.2 企画要旨
2.3.3 目次案
2.3.4 対象読者
2.3.5 判型とページ数
2.3.6 締切
2.3.7 サンプル原稿
3 本文の執筆
3.1 ツールの選択
3.1.1 ソフトウェア
3.1.2 ハードウェア
3.1.3 執筆画面の設定
3.2 書き方の基本
3.2.1 文体を決める
3.2.2 名称は正確に
3.2.3 用語を統一する
3.2.4 事実を確認する
3.2.5 私見は区別する
3.3 見出しの付け方
3.3.1 階層は4つまで
3.3.2 番号と記号を付ける
3.3.3 文体をそろえる
3.4 本文の書き方
3.4.1 字下げと空白行
3.4.2 英数字
3.4.3 カタカナ表記
3.4.4 カギ括弧
3.4.5 強調
3.4.6 ルビ
3.4.7 記号
3.4.8 定義の説明
3.4.9 箇条書き
3.4.10 別の箇所の指示
3.4.11 参考文献の紹介
3.4.12 著作物の引用
3.4.13 脚注
3.4.14 リード
3.4.15 前書きと後書き
3.4.16 カコミ
3.5 IT系特有の事項
3.5.1 キーボード操作
3.5.2 メニューとコマンドの名前
3.5.3 Webの紹介
4 本文の補助要素
4.1 ファイルを分けるか検討する
4.1.1 作成に使うツール
4.1.2 ファイルの渡し方
4.1.3 ファイル指定と命名ルール
4.2 電子書籍特有の注意
4.2.1 サイズに配慮する
4.2.2 色数に配慮する
4.3 キャプション
4.3.1 図を指示する場合
4.4 スクリーンショット
4.4.1 カスタマイズはしない
4.4.2 著者自身の環境との両立
4.4.3 Windowsで撮影する
4.4.4 macOSで撮影する
4.4.5 iOSで撮影する
4.4.6 Android OSで撮影する
4.4.7 その他の端末
4.5 写真
4.6 概念図
4.7 画像への書き込み
4.7.1 著者が作成する場合
4.7.2 編集者が作成する場合
4.8 表
4.9 プログラムコード
4.9.1 正確に書く
4.9.2 インデント量を統一する
4.9.3 行ごとに解説する
4.9.4 桁数を合わせたい場合
4.10 数式
5 推敲と校正
5.1 粗原稿から完成原稿へ
5.1.1 校正は推敲とどう違うのか
5.1.2 なぜ推敲が重要なのか
5.1.3 校正でやるべきではないこと
5.1.4 「著者が偉い」は思い違い
5.2 推敲の方法
5.2.1 印刷する
5.2.2 他人に読んでもらう
5.3 悪文の例
5.3.1 執筆に疲れてくる
5.3.2 表記が統一されていない
5.3.3 文や段落が短すぎる/長すぎる
5.3.4 接続詞を使わない
5.3.5 重要なことを途中で書く
5.3.6 1つの文に複数のトピックを入れる
5.3.7 修飾の関係がわからない
5.3.8 括弧で長い文章を挟む
5.3.9 本文中に箇条書きを挟む
5.3.10 同じ意味を難しく言う
5.3.11 同じ意味を繰り返す
5.3.12 何度も同じ語を使う
5.3.13 ひらがなが長々と続く
5.3.14 難しい漢字を使う
5.3.15 名詞止め、体言止めを使う
5.3.16 名詞を「の」でつなげる
5.3.17 過度な造語や当て字をする
5.3.18 俗語を使う
5.3.19 漢字や慣用句を間違える
5.3.20 単語の意味を間違える
5.3.21 専門用語を専門用語で説明する
5.3.22 主語が読者ではない
5.3.23 コマンド名で指示する
5.4 著者校正の方法
5.4.1 著者校正のツール
5.4.2 Acrobatの注釈ツール
5.4.3 ノートを付ける
5.4.4 マーカーを引く
5.4.5 注釈とコメントはセットで
5.5 校了から発売まで
5.5.1 PRは一般向け告知の後で

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