本書はSlackをこれから始める方のための入門書です。Windows 10、macOS Catalina(10.15)、iOS 13、Android 8に対応します。

社内研修のテキストとして使う場合や、組織によって習慣が異なることを想定し、プレーンな解説を心がけました。

電子書籍版は固定レイアウトです。印刷書籍はA5判ですので、個人的には8インチ以上のタブレットまたはパソコンでの閲覧をおすすめします。スマートフォンでの閲覧は現実的ではありません。

電子書籍版はKindleおよびkoboで発売中です。それ以外の電子書店では順次発売される見込みです。

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出版社より

Slack(スラック)は、2013年に誕生したPC・スマホで利用できるチャットベースのビジネス用コミュニケー ションツールです。2019 年には日間アクティブユーザーが 1200 万人を突破し、メッセージに埋もれがちな メールにかわるコラボレーションハブとして注目されています。

圧倒的な使い勝手の良さ、さらにフリープランであっても、「直近のメッセージ 10,000 件にアクセス」 「Google ドライブやその他アプリなど 10 個連携」できるなど十分な機能を有しており、一般 企業や学校、サークルなどの情報共有ツールとしても導入が加速しています。

本書は、とくにITに詳しくない社会人や学生の方などを対象に、突然「明日からSlackを使うからよろしく」といわれても、ひととおりのコミュニケーションが取れるようになることを目標にしたSlackの入門書です。 また、いまはチャットしか使っていないものの、もう少し便利に使いたいというような方にも、機能から調べる逆引き辞典として使えるように配慮しました。 SLACK を利用すれば、数ある仕事が整理され、重要な業務に集中する時間を増やすことができます。

Slackには無料のプランと有料のプランがありますが、本書では無料でできることに限定して紹介しています。 それでも、独習や小さなチームでは十分便利に役立ちます。もっと大規模に導入して有料プランを契約することになっても、本書の内容が基本であることに変わりありません。

なお、本書はあくまでも技術的なことのみを紹介していきます。実際には運用ポリシーの策定や、チームリーダーによる雰囲気作りが重要ですが、これはSlack公式サイトの事例紹介などの生の声を参考にしてください。本書で基礎知識を踏まえた後にそれらを読むと、自分のチームではどうすればよいのか、イメージもできることでしょう。

連絡ミスの防止や、情報共有の低下を補うこともでき、テレワークでの導入も進んでいます。

商品情報

  • ISBN:978-4-89977-502-7
  • 価格:本体1,909円+消費税
  • 仕様:A5判/336ページ/2色刷
  • 発売日:2020年3月25日

序文

本書は、とくにITに詳しくない社会人や学生の方などを対象に、突然「明日からSlackを使うからよろしく」といわれても、ひととおりのコミュニケーションが取れるようになることを目標にしたSlackの入門書です。また、いまはチャットしか使っていないものの、もう少し便利に使いたいというような方にも、機能から調べる逆引き辞典として使えるように配慮しました。

Slackのおもな機能はチームメンバーの間で情報をやり取りしてプロジェクトを進めることですが、よくわからないサービスをいきなり人前で使うのは気が進まないかもしれません。しかし実は、自分専用のワークスペースを作って便利に使っている方は少なくないようです。これは独習にはぴったりです。

そこで本書では、まず自分自身が運営者(ワークスペースのオーナー)となって、基本的な機能を1人で学ぶことから始めます。次にチームメンバーとのコミュニケーション機能を学び、ファイルや文書の共有ができるようになることをゴールとします。管理機能を学ぶことで個別の機能の背景を理解すれば、実際の業務でオーナーになったときも役立つでしょう。

Slackには無料のプランと有料のプランがありますが、本書では無料でできることに限定して紹介しています。それでも、独習や小さなチームでは十分便利に役立ちます。もっと大規模に導入して有料プランを契約することになっても、本書の内容が基本であることに変わりありません。

なお、本書はあくまでも技術的なことのみを紹介していきます。実際には運用ポリシーの策定や、チームリーダーによる雰囲気作りが重要ですが、これはSlack公式サイトの事例紹介などの生の声を参考にしてください。本書で基礎知識を踏まえた後にそれらを読むと、自分のチームではどうすればよいのか、イメージもできることでしょう。

本書が読者の皆様のお役に立てば幸いです。

目次

第1章 Slackをはじめよう
1.1 Slackの特徴
1.1.1 「共有します」って、本当ですか?
1.1.2 気軽に話し、蓄積になる
1.1.3 必要な相手と情報共有する
1.1.4 ツールを連携する
1.1.5 クロスプラットフォームで使える
1.1.6 本書を読み進める前に
1.2 Slackを準備する
1.2.1 作業の概要
1.2.2 用意するもの、考えておくもの
1.2.3 利用できる端末
1.2.4 無料プランと有料プラン
1.3 Slackを始める
1.3.1 パソコンで初めて使う準備をする
1.3.2 モバイル端末で初めて使う準備をする
1.3.3 パソコンからサインインする
1.3.4 モバイル端末でサインインする
1.4 Slackを終了する
1.4.1 アプリを終了する
1.4.2 バックグラウンドで動作させない設定
1.4.3 サインアウトする
第2章 まず1人でやってみよう
2.1 基本的な画面構成
2.1.1 Windows版の画面構成
2.1.2 Mac版の画面構成
2.1.3 iPhone版の画面構成
2.1.4 Android版の画面構成
2.2 自分のプロフィールを変える
2.2.1 プロフィールに設定できる項目
2.2.2 パソコンでプロフィールを変える
2.2.3 モバイル端末でプロフィールを変える
2.3 自分のステータスを設定する
2.3.1 ステータスの使い方
2.3.2 パソコンでステータスを設定する
2.3.3 モバイル端末でステータスを設定する
2.3.4 任意のステータスを設定する
2.4 自分のログイン状態を設定する
2.4.1 ログイン状態は3種類
2.4.2 パソコンで「アクティブ/離席中」を変更する
2.4.3 モバイル端末で「アクティブ/離席中」を変更する
2.4.4 パソコンでおやすみモードを設定する
2.4.5 モバイル端末でおやすみモードを設定する
2.4.6 パソコンでおやすみモードのスケジュールを設定する
2.4.7 モバイル端末でおやすみモードのスケジュールを変更する
2.5 自分にダイレクトメッセージを送る
2.5.1 ダイレクトメッセージとは
2.5.2 パソコンでダイレクトメッセージを送る
2.5.3 モバイル端末でダイレクトメッセージを送る
2.5.4 書きかけのメッセージ
2.6 メッセージを装飾する
2.6.1 パソコンでメッセージを装飾する
2.6.2 モバイル端末でメッセージを装飾する
2.6.3 URLを入力してリンクを設定する
2.6.4 プログラムコード用の書式を設定する
2.6.5 記号を使って設定する
2.7 絵文字を使う
2.7.1 パソコンで絵文字を使う
2.7.2 iPhoneで絵文字を使う
2.7.3 Androidで絵文字を使う
2.7.4 絵文字だけを送る
2.7.5 文字で絵文字を入力する
2.8 送信済みメッセージを編集・削除する
2.8.1 パソコンで送信済みメッセージを編集・削除する
2.8.2 モバイル端末で送信済みメッセージを編集・削除する
2.9 画像を送信する
2.9.1 パソコンで画像ファイルを送信する
2.9.2 iPhoneで画像を送信する
2.9.3 Androidで画像を送信する
2.10 リマインダーを使う
2.10.1 リマインダーとは
2.10.2 パソコンでリマインダーを使う
2.10.3 モバイル端末でリマインダーを使う
2.10.4 リマインダーのリストを表示する
2.10.5 リマインダーの送信先
2.11 Slackbotを使う
2.11.1 Slackbotとは
2.11.2 ヘルプデスクとして使う
2.12 画面の色づかいを変える
2.12.1 パソコンで色づかいを変える
2.12.2 オリジナルの色づかいを設定する
2.13 ワークスペース管理のWebページを開く
2.13.1 パソコンからワークスペース管理のWebを開く
2.13.2 モバイル端末からワークスペース管理のWebを開く
2.13.3 Webブラウザでワークスペースを切り替える
2.14 ワークスペースのアイコン、名前、ステータスのリストを変える
2.14.1 ワークスペースのアイコンを変える
2.14.2 ワークスペースの名前を変える
2.14.3 ステータスのリストを変更する
第3章 チームのメンバーに参加してもらおう
3.1 ワークスペース、チャンネル、メンバー種別
3.1.1 ワークスペースとは
3.1.2 チャンネルとは
3.1.3 ワークスペースとチャンネルの使い分け
3.1.4 メンバー種別
3.2 ワークスペースを追加作成する
3.2.1 パソコンでワークスペースを追加する
3.2.2 パソコンで複数のワークスペースを切り替える
3.2.3 モバイル端末でワークスペースを追加する
3.2.4 モバイル端末で複数のワークスペースを切り替える
3.2.5 ワークスペースを削除する
3.2.6 アプリのサインインは端末ごとに必要
3.3 メンバーを招待する
3.3.1 パソコンでメンバーを招待する
3.3.2 モバイル端末でメンバーを招待する
3.3.3 招待したメンバーが参加すると
3.3.4 メンバー招待を承認制にする
3.3.5 招待をリクエストする
3.4 メンバーの招待を受ける
3.4.1 パソコンでメンバーの招待を受ける
3.4.2 モバイル端末でメンバーの招待を受ける
3.5 メンバーを管理する
3.5.1 パソコンでメンバー管理のWebを開く
3.5.2 メンバー種別を変更する
3.5.3 メンバーの招待を管理する
3.5.4 メンバーのアカウントを停止・再開する
3.5.5 プライマリオーナーの権限を譲渡する
3.5.6 自分のアカウントを停止する
3.6 自分のメールアドレスを変更する
3.6.1 パソコンから自分のメールアドレスを変更する
3.6.2 モバイル端末から自分のメールアドレスを変更する
3.7 カスタム絵文字を使う
3.7.1 カスタム絵文字を作成する
3.7.2 カスタム絵文字を使う
3.7.3 カスタム絵文字を管理する
3.7.4 カスタム絵文字を登録できるメンバーを制限する
3.8 Slackbotに特定の語句に対する返信を登録する
3.8.1 パソコンでSlackbot返信のWebページを開く
3.8.2 モバイル端末でSlackbotのWebページを開く
3.8.3 Slackbot返信のキーワードと内容を設定する
3.8.4 Slackbotに返信してもらう
第4章 チームのメンバーとやりとりしよう
4.1 メンバー一覧と相手の状態を調べる
4.1.1 パソコンでメンバー一覧を調べる
4.1.2 モバイル端末でメンバー一覧を調べる
4.1.3 主要な相手は「ダイレクトメッセージ」で確認
4.2 個人間でメッセージを送る
4.2.1 パソコンでダイレクトメッセージの相手を探す
4.2.2 モバイル端末でダイレクトメッセージの相手を探す
4.2.3 複数の相手にダイレクトメッセージを送る
4.2.4 グループメッセージをプライベートチャンネルへ変換する
4.2.5 ビデオ・音声で通話する
4.3 チャンネルを作る
4.3.1 パソコンでチャンネルを作る
4.3.2 モバイル端末でチャンネルを作る
4.3.3 チャンネル名のプレフィックスを決める
4.4 チャンネルへ参加する
4.4.1 パソコンでチャンネル一覧を調べて参加する
4.4.2 モバイル端末でチャンネル一覧を調べる
4.4.3 特定のメンバーをチャンネルから外す
4.4.4 自分からチャンネルを退出する
4.5 チャンネルへメンバーを招待する
4.5.1 パソコンでチャンネルへメンバーを招待する
4.5.2 モバイル端末でチャンネルへメンバーを招待する
4.5.3 チャンネルへ招待されると
4.6 メッセージに対応する
4.6.1 パソコンでメッセージに対応する
4.6.2 モバイル端末でメッセージに対応する
4.6.3 絵文字だけで対応する
4.6.4 スレッドに分ける
4.6.5 スターを付ける
4.6.6 ピンで留める
4.7 通知の設定を変える
4.7.1 通知について
4.7.2 パソコンで基本的な通知の設定を変える
4.7.3 モバイル端末で基本的な通知の設定を変える
4.7.4 パソコンとモバイル端末で別の設定をする
4.7.5 通知のタイミングを変える
4.7.6 メールによる通知の頻度を減らす、止める
4.7.7 相手の注意を引く
4.7.8 注意したいキーワードを登録する
4.7.9 注目すべきリアクションの一覧を調べる
4.7.10 チャンネルやダイレクトメッセージごとに通知を止める
4.8 チャンネルのそのほかのオプション
4.8.1 チャンネルの名前、説明、トピックを変更する
4.8.2 チャンネルをアーカイブする
4.8.3 チャンネルを削除する
4.8.4 チャンネル管理の権限を設定する
4.9 メッセージやファイルを検索する
4.9.1 パソコンで検索する
4.9.2 モバイル端末で検索する
第5章 ビジネスで使ってみよう
5.1 ファイルを共有する
5.1.1 ファイル保管とサイズについて
5.1.2 パソコンでファイルをアップロードする
5.1.3 iPhoneでファイルをアップロードする
5.1.4 Androidでファイルをアップロードする
5.1.5 アップロードしたファイルの一覧を調べる
5.1.6 外部リンクに関する注意
5.1.7 ファイルの削除に関する注意
5.2 Slackアプリ内で文書を作成する
5.2.1 スニペットとポスト
5.2.2 パソコンでスニペットを作成する
5.2.3 パソコンでポストを作成する
5.2.4 ポストに書式を設定する
5.3 追加Appで他社サービスと連携する
5.3.1 機能を追加するAppとは
5.3.2 Googleドライブアプリをインストールする
5.3.3 GoogleドライブをSlackから使う
5.3.4 Googleドライブの新規書類をSlackから作る
5.3.5 Googleカレンダーを使う
5.3.6 Evernoteアプリをインストールする
5.3.7 SlackからEvernoteへクリップする
5.3.8 Appの管理

正誤表

→版元であるラトルズのサイトでご案内しています

原稿執筆時のScrivenerの画面

Scrivenerファンサイトで紹介しています。

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