七つ道具 ⑤Tomisuke配列散文向け亜流
ぼくの仕事の「七つ道具」、5つ目はキーボード配列の「Tomisuke配列散文向け亜流」だ。4つ目として紹介した自作キーボード「ErgoArrows」との相性を最重要視しているが、メーカー製の普通のキーボードでも使えるし、実際筆者はノートPCでも使っている。
Tomisuke配列散文向け亜流とは
前回のErgoArrowsで「キー配列」といったときは物理的なこと、つまり、「どこにどのようにキーを配置するか」ということがテーマだった。今回はソフトウェア的なこと、つまり、「物理的に配置されているキーのどれに、どの文字や機能を割り当てるか」が問題になる。簡単にいえば、一般的には「QWERTY」とか「Dvorak」とか言われるものと同じである。
「Tomisuke配列散文向け亜流」とは、「とみすけ」さんが考案されたオリジナルのキー配列をベースにして、散文を入力することを主眼に筆者自身がアレンジを加えたキーボード配列だ。ベースになったTomisuke配列についてはとみすけさんのブログを参照されたい。
→「【脱QWERTY配列】Tomisuke配列に移行し、QWERTY配列を卒業せよ」(とみすけのホームページ)
なぜTomisuke配列散文向け亜流か
Tomisuke配列は、AからZまである26個のアルファベットのうち、24個の位置を入れ替える。さらに、コロンやセミコロン、カンマやピリオドの位置も入れ替える。
よって、導入に当たっては次のような手間がある。
- 一般的なQWERTY配列を崩すため、学習コストが発生する(若い人なら2週間程度で打てるようになるようだが、筆者は約3カ月かかった)
- Tomisuke配列を設定するためのユーティリティを導入する必要がある(たとえば、Macでは「Karabiner-Elements」、Windowsでは「Auto Hot Key」またはレジストリ書き換えアプリなど)
それでもTomisuke配列へ乗り換えたのは、次のようなメリットがあったからだ。
負荷を両手に分散
Tomisuke配列の最大のメリットは、左手にはおもに母音や記号、右手にはおもに子音のキーを配置していることだ。日本語の文章を打つときは、両手に負荷を分散することになる。多くの文字は「右手→左手」の順でリズミカルに打てる。
打ちにくいキーをホームポジションから届く範囲へ移動
必要だが打ちにくいキーをホームポジションから届く範囲へ移動した。これにより、タッチタイピングを徹底できるようになった。
たとえば、ぼくのジャンルではカタカナ用語が多いため、カギ括弧や長音は頻繁に打つ必要があるが、QWERTY配列ではこれらのキーはホームポジションの中にないので、瞬間的にキーボードに視線を落とす必要があった。Tomisuke配列散文向け亜流ではこれをホームポジション内へ移動したので、タッチタイピングを徹底できるようになった。
キー配列を自作するという発想
Tomisuke配列が教えてくれたのは、何よりも「キー配列は自作してもいい」という
Tomisuke配列散文向け亜流の実際
メリット

